CCNA vs LPIC — ネットワークかLinuxか、未経験はどっちから?
CCNAとLPIC、未経験からIT業界を目指すならどちらを先に取るべき?費用・難易度・転職市場での評価を徹底比較。
CCNA
Cisco社が認定するネットワーク資格。ルーティング・スイッチング・セキュリティなどネットワークの基礎から実務レベルまでカバー。日本のSES・インフラ業界では最も評価が高い入門資格。
LPIC Level 1
Linux OSの操作・管理スキルを証明する国際資格。サーバー構築・運用に必要なコマンド操作、システム管理、ネットワーク基礎をカバー。日本のインフラ現場でCCNAと並んで評価される。
| 比較項目 | CCNA | LPIC Level 1 |
|---|---|---|
| ベンダー | Cisco Systems | Linux Professional Institute |
| 受験費用 | 42,900円(税込) | 16,500円 × 2科目 = 33,000円(税込) |
| 有効期限 | 3年 | 5年 |
| 難易度 | 中級(ネットワーク未経験から2〜3ヶ月) | 初級〜中級(Linux未経験から1〜2ヶ月) |
| 勉強時間目安 | 200〜300時間 | 100〜200時間 |
| 国内認知度 | 高い | 高い |
| 対象者 | ネットワークエンジニア・インフラエンジニア志望者 | Linuxサーバー管理者・インフラエンジニア志望者 |
そもそも何が違う? ネットワーク vs Linux
CCNAは「ネットワーク機器(ルーター・スイッチ)の設定・管理」がメイン。LPICは「Linuxサーバーの操作・管理」がメイン。インフラエンジニアの仕事は大きく「ネットワーク系」と「サーバー系」に分かれていて、CCNAはネットワーク側、LPICはサーバー側の入口。どちらもインフラエンジニアには必要なスキルだけど、最初にどっちから入るかで、配属される現場のタイプが変わる。
費用と学習時間を比較
受験費用はCCNAが42,900円(1科目)、LPICが33,000円(2科目合計)。LPICのほうが約1万円安い。学習時間はCCNAが200〜300時間、LPICが100〜200時間。CCNAのほうがボリュームは多いが、それだけ深い知識が身につく。どちらもスクールなしの独学で合格可能。
転職市場での評価
SES業界ではCCNAのほうが明確に有利。「CCNA保持者歓迎」と書いてある求人はLPICの3倍以上ある。理由は簡単で、ネットワーク運用監視の案件数が多く、そこにCCNA保持者を求める企業が多いから。一方、クラウド(AWS/Azure)案件ではLPICの知識が直結する場面が多い。将来クラウドエンジニアを目指すなら、LPICの価値は高い。
結論:どっちを取るべき?
インフラエンジニアとして最短で現場に入りたいなら、CCNAが先。理由は3つ。(1) SES企業の求人でCCNA保持者を優遇するケースが圧倒的に多い。(2) ネットワーク案件は未経験でも入りやすい運用監視からスタートできる。(3) CCNAの勉強過程でLinuxの基礎も自然に触れる。ただし、クラウドやサーバー構築に興味があるなら、CCNAの後にLPICを取ると武器が2つになる。両方持ってる人は年収交渉でも有利。