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CCNA取ったら次は?インフラエンジニアの資格ロードマップ完全版


CCNAに受かった。嬉しい。でも次の日にはもう不安になってる。

「次は何を取ればいいんだろう」「全部取らなきゃダメ?」「AWS?CCNP?LPIC?聞いたことない資格が多すぎる」——わかります。ネットで調べると資格が20個くらい出てきて逆に混乱しますよね。

この記事では、SES企業の代表として実際にエンジニアの現場配属を見てきた立場から、「いつ・何を・どの順番で取るべきか」を具体的に解説します。

そもそもインフラエンジニアに資格は必要なのか?

「資格より実務経験が大事でしょ」——よく聞く言葉です。正直、半分正解で半分ウソ。

たしかに現場で3年以上やってきた人なら、資格がなくても実績で勝負できます。でもこれ、経験者だから言えることなんですよ。

未経験〜2年目のエンジニアには「実績」がない。面接で「やる気あります!」と言っても、それを証明するものがない。そこで資格が効く。

資格は唯一の客観的なスキル証明です。どこの誰が見ても「この人はこのレベルの知識がある」とわかる。

そしてSES業界の現実として、資格があると単価が上がります。単価が上がれば給料に直結する。これは構造上の事実です。CCNA持ちとCCNA無しで、月単価に3〜5万円の差がつくケースはざらにあります。

インフラエンジニアの資格ロードマップ全体像

「で、結局どの順番なの?」という方のために、まずは全体像をテーブルでまとめます。

時期取るべき資格理由単価への影響
0〜1年目CCNAネットワーク基礎。SES配属の最低条件ベースライン
1〜2年目LPIC Level1 / LinuC Level1現場の8割にLinuxが絡む+3〜5万円/月
2〜3年目AWS SAA or AZ-104クラウド案件が急増中+5〜8万円/月
3年目〜CCNP / AWS SAP / 専門特化設計フェーズへの昇格に必要+8〜15万円/月

ポイントは「全部取る」じゃなくて「順番に取る」こと。一気にやろうとすると中途半端になります。

CCNA取得後の最優先はLPIC/LinuC|理由と学習期間

「CCNAだけでいけるっしょ」と思ってた人、現場で最初につまずくのがLinuxです。

インフラの現場って、ネットワーク機器だけ触ってればいいわけじゃない。サーバーの設定、ログの確認、コマンド操作——これ全部Linuxです。体感で言うと、インフラ案件の8割にLinuxサーバーが絡みます

「CCNA持ってます」だけだと、ネットワーク監視や運用の案件に限定されがち。でもLPICを持っていると、サーバー構築案件にもアサインされる。選択肢が一気に広がるんですよ。

学習期間の目安は、CCNA合格者なら1〜2ヶ月。ネットワークの基礎があるぶん、TCP/IPやDNSまわりの問題は楽に解けます。

→ LPICとLinuCの違い、どっちを取るべきかの詳細はこちら:LPIC・LinuCとは?CCNAとの違いとおすすめの取得順

クラウド資格はいつ取るべき?AWS vs Azure

「最初からクラウド取った方が将来性ある」って思いますよね。半分正解で半分間違いです。

AWSもAzureも、中身はネットワークとLinuxサーバーの組み合わせ。VPC(仮想ネットワーク)の設定にはサブネットの知識が必要だし、EC2(仮想サーバー)を立てたらLinuxコマンドでログインして操作する。

つまり、CCNAとLPICの知識がないままクラウドを学ぶと、表面的な理解で終わる。「AWSの画面でボタンをポチポチできる人」にはなれるけど、トラブル対応ができない。それじゃ現場では使い物にならないんです。

推奨タイミングは実務2〜3年目。オンプレの経験を積んでからクラウドに移行すると、理解のスピードがまるで違います。

AWS vs Azure、どっちを先に取る?

結論から言うと、配属先の案件で使う方を取るのが正解。それがわからなければAWSから。理由はシンプルで、クラウド市場のシェアがAWSが1位だから。案件数が多い=取った後に活かせるチャンスが多い。

→ AWS認定資格の詳細:AWS認定資格は未経験でも取れる?難易度・勉強法・現場での評価

→ Azure資格の詳細:Azure認定資格ガイド|AWSとの違いと取得すべきタイミング

CCNP・上位資格は3年目以降でいい

「CCNP早く取った方が有利でしょ?」——いや、1年目で取ると逆にもったいないんです。

CCNPは「設計」レベルの知識を問う資格。でも1年目はまだ運用・監視フェーズにいることがほとんど。持っていても、そのレベルの案件にはアサインされません。

逆に3年目以降、構築から設計フェーズに上がるタイミングでCCNPを取ると効果が最大化する。「この人は設計ができる」という証明になって、単価が一気に跳ね上がります。

それまでの時間は、LPICやAWSなど横に広げる資格に使った方がコスパがいい。対応できる案件の幅が広がるほうが、キャリアの選択肢が増えるからです。

→ CCNAとCCNPの違いを詳しく:CCNAとCCNPの違い|どっちを先に取るべき?

ITパスポート・基本情報は取るべき?

「ITパスポートから始めた方がいいですか?」——研修生からよく聞かれる質問です。

結論から言うと、インフラエンジニアを目指すなら優先度は低い。ITパスポートはIT全般の広く浅い知識を問う資格で、ネットワークやサーバーの深い理解は含まれていません。

基本情報技術者試験も同じ。プログラミングやアルゴリズムの比重が大きくて、インフラエンジニアの実務とはズレがある。

ただし例外が1つ。履歴書に何も書けない人が、学ぶ姿勢を見せるために取るのはアリです。面接で「IT業界に興味があって、まずITパスポートを取りました」と言えれば、少なくとも本気度は伝わる。

でもそこから先はCCNA一択。ITパスポートの延長線上にインフラの仕事はないので、早めに切り替えましょう。

→ ITパスポート・基本情報の位置づけ詳細:ITパスポート・基本情報はインフラエンジニアに必要?

資格取得で年収はどう変わるのか?

「で、結局いくら稼げるようになるの?」——一番気になるところですよね。

インフラエンジニアの年収は、担当するフェーズで大きく変わります。

フェーズ年収目安
運用・監視(0〜1年目)300〜350万円
構築(1〜3年目)350〜450万円
設計(3〜5年目)450〜600万円
要件定義600〜800万円
PM700〜1,000万円超

資格を取ることで、上のフェーズに移行するスピードが速くなる。それが年収アップに直結します。

資格手当の相場

SES企業の多くは資格手当を設けています。相場はこんな感じ。

  • CCNA:5,000〜15,000円/月
  • LPIC Level1:5,000〜10,000円/月
  • AWS SAA:10,000〜20,000円/月

仮にCCNA + LPIC + AWS SAAの3つを持っていたら、資格手当だけで月2〜4.5万円。年間にすると24〜54万円の上乗せ。これ、取らない理由がないですよね。

→ 年収の詳細データ:インフラエンジニアの年収リアル|未経験1年目から5年目まで正直に公開

→ 資格手当の詳細:IT資格手当の相場と仕組み

→ 資格手当で稼ぐ方法:資格手当で年収を上げる具体的な戦略

まとめ|迷ったらこの順番で取れば間違いない

資格が多すぎて混乱する気持ちはわかります。でも、順番さえ間違えなければ大丈夫。

  • Step 1(0〜1年目):CCNA——まずはこれ。インフラエンジニアの入場券。
  • Step 2(1〜2年目):LPIC / LinuC——現場で触るサーバーの基礎を固める。
  • Step 3(2〜3年目):AWS SAA or AZ-104——クラウド案件への切符。
  • Step 4(3年目〜):CCNP / AWS SAP / 専門特化——設計フェーズへの昇格。

1つずつ着実に。焦る必要はないけど、止まる必要もない。資格を取るたびに選べる案件が増えて、年収が上がって、キャリアの自由度が広がる。その積み重ねが、3年後・5年後の自分を変えます。

キャリアハブでは、CCNA研修から資格取得後のキャリア設計まで一貫してサポートしています。「次にどの資格を取るべきか」を一緒に考えたい方は、気軽にご相談ください。


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村上悠司

村上悠司(むらかみ ゆうじ)

株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。

「ちょっと話を聞いてみたい」——それだけで大丈夫です。

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