CCNA vs Azure AZ-900 — オンプレとクラウド、最初の一歩はどっち?
CCNAとAzure AZ-900、未経験者が最初に取るべきはオンプレの基盤かクラウドの入門か?費用・難易度・キャリアを比較。
CCNA
Cisco社が認定するネットワーク資格。ルーティング・スイッチング・セキュリティの基礎から実務レベルまでカバー。日本のSES・インフラ業界で最も評価が高い入門資格。
Azure AZ-900
Microsoft Azureの基礎知識を問う入門資格。クラウドの基本概念・Azureのサービス構成・料金体系・セキュリティなどを幅広く浅くカバー。Fundamentals(入門レベル)のため、技術者以外も受験対象。
| 比較項目 | CCNA | Azure AZ-900 |
|---|---|---|
| ベンダー | Cisco Systems | Microsoft |
| 受験費用 | 42,900円(税込) | 13,750円(税込) |
| 有効期限 | 3年 | なし(Fundamentalsは永久有効) |
| 難易度 | 中級(未経験から2〜3ヶ月) | 入門(IT未経験から2〜4週間) |
| 勉強時間目安 | 200〜300時間 | 30〜50時間 |
| 国内認知度 | 高い | 中程度 |
| 対象者 | ネットワークエンジニア・インフラエンジニア志望者 | クラウドの基礎を学びたいすべてのIT人材 |
レベル感がまったく違う
CCNAは「実務レベルの中級資格」、AZ-900は「入門レベルのFundamentals資格」。比べる土俵が違うと言ってもいい。AZ-900はクラウドの概念や料金モデルなど「知識」を問う試験で、実際にAzure環境を設計・構築する力は求められない。CCNAはサブネット設計やルーティング設定など「実務で使えるスキル」を問われる。
コスパはAZ-900が圧倒的
受験料はAZ-900が13,750円、CCNAが42,900円で約3倍の差。学習時間はAZ-900が30〜50時間、CCNAが200〜300時間で約6倍の差。さらにAZ-900はMicrosoft Learn(無料)だけで合格可能。ただしコスパが良い=転職で強いではない。AZ-900だけでエンジニアとして採用されることは基本的にない。
Microsoft系企業を狙うなら話は別
勤務先がMicrosoft 365やAzureを導入している企業なら、AZ-900の評価は意外と高い。特にMicrosoftパートナー企業ではAzure資格保持者数がパートナーランクに影響するため、社員にAZ-900取得を推奨しているケースも多い。そういう環境ならCCNA+AZ-900のセットが最強のスタートラインになる。
結論:どっちを取るべき?
AZ-900はあくまで「クラウドの教養」レベルの資格で、技術者としてのスキル証明にはならない。ITパスポートのAzure版だと思ってもらえればいい。なので、エンジニア転職で武器になるのは間違いなくCCNA。ただしAZ-900は受験料13,750円・学習30〜50時間と手軽なので、CCNAの勉強と並行してサクッと取るのはアリ。「CCNAに加えてクラウドの基礎もわかります」とアピールできるし、Microsoft Learnの無料教材が充実しているので追加コストもほぼゼロ。順番としてはCCNAを最優先、余力があればAZ-900を追加するのがベストな戦略。