SES企業の営業担当との付き合い方|キャリアを左右する関係の築き方
SESで働くとき、あなたのキャリアを一番左右する人は誰か。上司でも先輩でもない。営業担当だ。
案件を探してくるのも営業。年収を交渉するのも営業。現場でトラブルが起きたとき、クライアントと話をつけるのも営業。つまり、営業との関係がダメだと、キャリアが詰む。
でも安心してほしい。逆に言えば、営業と良い関係を築ければ、案件もキャリアも年収も全部いい方向に動く。今日はその具体的な方法を話す。
SESの営業担当って何をしてる人なのか
まずSESの営業が何をやってるか、知らない人が多い。簡単に言うと、こんな仕事をしてる。
- 案件の開拓——クライアント企業に営業して、エンジニアが働ける現場を見つけてくる
- マッチング——エンジニアのスキルと希望に合う案件を選んで提案する
- 単価交渉——あなたの月収に直結する金額を、クライアントと交渉する
- フォロー——現場に入った後も定期的に連絡をとって、困りごとを解決する
要するに、営業はあなたとクライアントの「橋渡し役」。この橋がしっかりしてるかどうかで、働きやすさが全然違う。
「良い営業」と「ダメな営業」の決定的な違い
正直、SES業界の営業には当たり外れがある。ここが業界のつらいところ。
良い営業の特徴
- 案件を「空いてるから」じゃなく「あなたの成長に合うか」で選んでくれる
- 現場に入った後も月1回は面談してくれる
- 「次はこういう技術を狙いましょう」とキャリアの話をしてくれる
- 困ったことを伝えたら、すぐにクライアントと調整してくれる
ダメな営業の特徴
- 案件を「とりあえず入れればいい」で決める
- 現場に入ったら放置。連絡しても返事が遅い
- 「今の現場がキツい」と言っても「もう少し頑張って」で済ませる
- 年収の話をすると嫌な顔をする
ダメな営業に当たると、スキルが伸びない現場に1年以上放置される。年収も上がらない。最悪なのは、その状況に気づかないまま時間だけが過ぎること。20代の1年は取り返せない。
営業担当に伝えるべき3つのこと
営業との関係は「待ってるだけ」じゃ良くならない。あなたから情報を出す必要がある。伝えるべきことは3つ。
① 今の現場の満足度
「楽しいです」「普通です」じゃ伝わらない。具体的に言う。
「サーバーの監視業務がメインで、新しい技術に触れる機会が少ないです」「人間関係は良いけど、正直スキルが伸びてる実感がないです」——こう伝えれば、営業も次のアクションを起こしやすい。
② 次にやりたい技術・分野
「ネットワークの構築をやりたい」「クラウド(AWSやAzureのこと)に挑戦したい」「設計フェーズに関わりたい」。漠然とでいいから伝えておく。
営業は常に複数の案件情報を持ってる。あなたの希望が頭に入っていれば、合う案件が出たときに「あ、この人に声かけよう」と動ける。逆に何も伝えてなければ、空いてる案件に機械的に入れられるだけ。
③ キャリアの方向性
3年後どうなりたいか。「年収400万を超えたい」「インフラ設計ができるようになりたい」「将来的にはフリーランスも考えてる」。ざっくりでいい。
ここまで話してくれるエンジニアは、営業にとってありがたい存在。なぜなら「この人はキャリアを本気で考えてる」と伝わるから。本気の人には、営業も本気で応えたくなる。人間だから。
CareerHubでは代表が営業を兼務してるから、あなたの希望がそのまま案件選びに反映される。「間に人がいて伝わらない」がない。気になったらLINEで気軽に聞いてください。
月1回の面談で話すべきこと
多くのSES企業では、営業との定期面談がある。月1回、あるいは帰社日のタイミングで。この時間を「なんとなく」過ごしてないか?
面談で話すべきことを整理しておこう。
- 現場の業務内容の変化——「最近こういう作業が増えた」「新しい技術に触れた」
- スキルの成長実感——「できることが増えた」or「正直停滞してる」
- 人間関係——「現場のチームは良い」or「コミュニケーションで困ってる」
- 今後の希望——「この現場にもう少しいたい」or「そろそろ次を考えたい」
ポイントは正直に話すこと。「大丈夫です」で済ませると、営業は「問題ないんだな」と判断する。不満があるなら言わないと伝わらない。面談はあなたのための時間。遠慮してたら損するのは自分だけ。
→ 帰社日の活用法はこちら:帰社日・Home Dayとは?SESの孤独問題を解決する仕組み
「営業が動いてくれない」ときの対処法
「現場を変えたいと伝えたのに、半年経っても動きがない」——SESあるあるだ。正直、こういうケースは珍しくない。
でも「営業が悪い」と愚痴ってるだけでは何も変わらない。自分からできることがある。
自分から連絡する
面談まで待たなくていい。LINEでもメールでもいい。「案件の件、進捗ありますか?」と聞く。営業は同時に何十人ものエンジニアを担当してる。声を上げた人から優先的に動くのが現実。
要望を具体的にする
「もっといい現場に行きたい」は曖昧すぎる。「ネットワーク構築の経験が積める案件がいい」「通勤は片道1時間以内がいい」「月収は最低○万円以上」——具体的な条件を出す。営業が探しやすくなる。
それでも動かないなら
営業の上司に相談する。あるいは、会社に営業担当の変更を申し出る。それでもダメなら、会社自体を変えることも選択肢に入れていい。あなたの20代を、動かない営業に預けたままにしちゃいけない。
→ SES企業選びで失敗しないために:SES企業の面接で確認すべき5つの質問
まとめ——営業担当は「敵」じゃなく「味方」にしろ
SESの営業担当との付き合い方をまとめる。
- 営業はあなたのキャリアの「橋渡し役」。関係の良し悪しが直接キャリアに響く
- 「今の満足度」「やりたい技術」「キャリアの方向性」を自分から伝える
- 面談では正直に話す。遠慮は損
- 営業が動かないなら、自分から連絡して具体的に要望を出す
営業との関係は、受け身だと悪くなる一方。自分から動いて、味方にする。それだけで案件の質も年収も変わる。
CareerHubは代表の自分が営業を兼務してる。エンジニアとの距離が近いから、要望がそのまま案件に反映される。「営業ガチャ」が存在しない。SESの営業との関係で悩んでるなら、一度話を聞きに来てほしい。
→ SESの基本から知りたい人はこちら:SESって何?「やめとけ」って本当?
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村上悠司(むらかみ ゆうじ)
株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。